佐藤光輝のActiBlog.

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文化庁メディア芸術祭で価値観に触れる。

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こんにちは、佐藤光輝でSuger-Brightです。

 
僕は現在、地元である福島県南相馬市に住んでるんですが、この前の2月14日(バレンタインデー)の日曜日に日帰りで東京の六本木に行ってまいりました。
移動時間はだいたい往復7時間(うち車移動約1時間30分、電車移動約2時間)で、東京での滞在時間5時間という弾丸日帰り日程の結構ハードスケジュールだったんでよ。ハードすぎるが故に以下が今回の代償です。
 
代償 
・東京までの新幹線自由席を購入したが全然席を取れずに立ち続ける結果に終わる疲労感(体力面)
・バレンタインだけにチョコをを期待してたけど結局チョコをもらえなかった時の失望感(精神面)
 
 
往復交通費で大体2万円程度。
 
 
「たった5時間の滞在の為に2万円?もったいなっ。」
 
 
もしかしたらそう思う人もいるかとはおもいますが、僕にはそれくらいの価値が今回充分ありました。
 

文化庁メディア芸術祭

目的はそうこれです。2/3-2/14まで新国立美術館で開かれていた第19回文化庁メディア芸術祭の最終日という事で行ってきました。
「文化庁メディア芸術祭」とは簡単に言うとアート、エンターテイメント、マンガ、アニメーションの各4部門において文化庁により受賞された総合作品を顕彰、そして来場者の方に体験、鑑賞してもらいましょうという展示会ですなんと入場料は無料!!
 
実は3.11による被災地 南相馬で暮らす人達を撮影してくれた映像作家くろやなぎてっぺい(NOddIN)さんの「あいうえお作文RAPプロジェクト」がこの芸術祭のエンターテイメント部門 審査員会推薦作品として展示してあるんです。
 

平和を願う「あいうえお作文RAPプロジェクト」

【プロジェクト概要】

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くろやなぎてっぺいさん率いるNOddIN (http://noddin.jp/)という映像クリエイターチームが1年前に南相馬に来てくれました。

震災に伴う福島第一原発から30キロ圏内にある福島県南相馬市は風評被害が今でも残っています。県外の方から見た福島県は実際にどうなっているかは行かなければわからない部分もあります。

 

そこで実際に福島県南相馬市に住む人たちが、何を思い生活しているのか未来像を踏まえた上で県外に動画でPRする為にクリエイターチームが今回撮影に来てくれました。

 

たくさんの南相馬の人達を撮影してくれて、僕も撮影依頼を受けたので自分なりの思いを「あいうえお作文RAP」にして披露しました。上手く披露できたかは別ですが。笑 そこからのご縁で特にくろやなぎてっぺいさんと写真家の土田祐介(つっちー)さんとは今でも仲良くさせていただいており、今回つっちーさんと一緒に芸術祭に行ってきたというわけです。

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価値観に触れる芸術祭での「あいうえお作文RAPプロジェクト」ブースでは、あいうえお作文で一人ひとりの平和に対する思いを込めた映像が流れており、その隣には来場者が自分の思いを綴った絵馬がたくさん飾られてました。たくさん気になる絵馬があったのですが、特に印象に残ったのはこちらです。 

 

 平和の敵は平和

 命ある限り訴える

 忘れないあの日を

 終わりなき戦ひも

 念ずれば花開く

 頑張ろう援歌

 We love music we love peace(固定文)

 

このあいうえお作文はとても印象的でした。名前を見てみると原爆の被害に遭われた男性の綴った作品だったのです。この男性の想いがストレートに僕の心に響きました。体験者の言葉は何よりも説得力があり心に響くという事に気づきました。まるでこの男性の辛かった体験を少し垣間見れたような感じですかね?また映像に映ってた人たちや来場者の絵馬を見ていると、全員と言ってもいいくらいポジティブな内容で表現しているので、(表現を)受け取る側もポジティブな気分になれるんです。 ひとりひとりが平和を願いポジティブな考えが集まれば国内だけでなく世界規模で平和になる可能性が無限大に広がっていくのではないか、そう思いました。今回芸術祭に来て、自分以外の価値観にたくさん触れてよかった。心からそう思いました! どうもありがとうございました。