ぼくの価値観を180°変えたのはカンボジア。
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2012年の年末、ぼくはバックパックひとつでカンボジアを訪れました。
カンボジアと言ったらパッとすぐ浮かばない人もいるかもしれません。
世界遺産『アンコールワット』を実際にこの目で見てみたかった。
ただその理由だけでこの国を選びました。
アンコールワットの遺跡の偉大さには驚愕しました。サンライズはとても幻想的で美しかったです。
カンボジアで印象的だったのはそれだけではありません。
観光はもちろん、生活水準の低さや文化の違いを知ったことでぼくは価値観が大きく変わりました。
お湯が出ることが普通だと思ってたぼくの常識
ぼくは日本人に人気の安宿のゲストハウスを予約していました。
宿に到着次第シャワーを浴びるのにお湯を出そうとすると、いつまで待ってもお湯が出ない。
そんでもってシャワーから出てくるのはお湯ではなく、鉄臭く赤く濁っている水。
仕方ないので、そのまま我慢して赤く濁ったシャワーを浴びました。
そのせいで身体中鉄臭く、シャンプーしたのに髪の毛はギシギシ。
シャワーからお湯が出るのが当たり前だと思ってたぼくは、お湯が出る事のありがたさが身にしみました。
原始の生活をしている村の人もいるということ
カンボジアには村があちこちに点在しています。
とある村に立ち寄ってみると、上半身裸の子供やボロボロの服を着た大人がいました。
家は高床式の古いヤシの木を使った造りで、水は外の井戸水。
家の中を見せてもらいましたがおそらく電気はなかったんじゃないかと思います。
日本での快適な生活に慣れてしまっていたぼく。
便利なものがなくても幸せそうに暮らしている村の人たち。
ライフスタイルの違いに驚きを隠せませんでした。
村での原始の生活がとても新鮮に見え、ウルルン滞在記ってまさにこの事を言うんだなと思いました。
警戒心など何一つなく、見ず知らずのぼくを受け入れてくれた
ふと小学校が目に入ったので、立ち寄ってみることにしました。
ダメもとで授業風景の参観依頼をしてみると、意外にも許可がおりたので驚きでした。
日本では見ず知らずの訪問者が校内に入る事さえも冷たく見られるのに、カンボジアではすんなりと受け入れてくれたのです。
教室のドアをゆっくりと開けてみると、みんな笑顔で挨拶して見ず知らずのぼくを迎え入れてくれた。
授業中みんな興味津々でずっとこっちを見て終始笑顔。
このことがすごく嬉しく、いまだにあの子供達の笑顔が忘れられずにいます。
ゴミ山で生活する子供もいる
カンボジアではゴミ山で暮らす子供もいます。
一日一ドル未満の小遣いにもならない稼ぎ。
それでも子供たちはゴミ山の中からお金になるような品を探し、それを換金して生計を立てています。
出典:https://readyfor.jp/projects/gomiyama
ひどい悪臭が漂い、ハエやいろんな虫が飛び交うゴミ山には有害物質も含まれています。
出典:http://sanchokulog.blogspot.jp/2016/09/blog-post_88.html
子供がゴミの中から品を探している光景はとても心が痛たまれました。
授業を受ける子供がいる一方、ゴミ山で生活している子供もいる現実を知りました。
全ての事に感謝するようになった
発展途上国のカンボジアを訪れて、日本がいかに裕福な国であるかわかりました。
日本との生活水準の違いを体験し、価値観が180°変わった気がします。
「日本では普通の事がカンボジアでは普通でなない。」
その事を改めて体感しました。
水がでる事もご飯もたべれる事も家で暮らせる事も。
今いる自分の環境に感謝するように思うようになったのはカンボジアに行ったおかげだからと思っています。