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【ネタバレ感想】映画 ラ・ラ・ランドの作品を見て感じた違和感。

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数々の名誉ある賞を受賞した、世界に興奮と熱狂を叩きつけた「セッション」の監督の新作が上映されたというので、映画『ラ・ラ・ランド』を見てきた。

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この監督は本当にやらしい性格の持ち主だと思った。

『ラ・ラ・ランド』を見て、ぼくはこの作品にいくつかの違和感を感じたのだ。

(※ネタバレを含む内容が多少含まれておりますのでお読みの際はご注意を。)

 

LA LA LAND(ラ・ラ・ランド)の意味

まずLA LA LAND(ラ・ラ・ランド)ってどういう意味って疑問に思わないだろうか?

LA LA LANDとは

LA=ロサンゼルス

LA=陶酔しハイになる状態。

LAND=夢の国。

※映画パンフレットから参照

 

ラ・ラ・ランドのあらすじ

簡単に言えば、『ラ・ラ・ランド』はLAを舞台とした夢を追う2人のラブストーリーミュージカル。

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出典:https://www.fashion-press.net/news/gallery/26048/481018

 

売れないジャズピアニストのセブと売れない女優のミアが、偶然の出会いをきっかけに2人は恋に落ちていく。

だが、物語が進むにつれて2人は徐々にすれ違いが生じ始め、その後がどうなるのっていう話だ。

 

予告からある違和感を感じた

ぼくは必ず予告を見てから作品を見るのだが、ラ・ラ・ランドの予告からある違和感を感じた。

 穏やかな音楽調のジャズを掛け合わせたミュージカル作品って今までにないんじゃないかなって思った。

 

ストーリー性>ミュージカル性な作品

ぼくは「ハイスクールミュージカル」、「マンマ・ミーア!」などのミュージカル映画を見てきたが、ミュージカル性を優先しすぎるあまり、ストーリー性に欠けている部分を少なからず感じることがある。

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 出典:https://www.fashion-press.net/news/gallery/26048/481018

 

だがこの『ラ・ラ・ランド』の作品は「はっ!」とするように、後から点と点がつながる箇所があり、筋が通っているストーリー性になっている。

 

なので、十分に内容を理解できる作品になっていた。

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カラフルな服装や映像

アメリカならではのカラフルな服装や、ハリウッドの高台にある公園での綺麗な夕暮れの情景をバックとした2人のダンスシーン。

 

とても印象的に残り、まるで自分がLAにいるかのような錯覚に陥ってしまった。

…行ったことないけど。

 

ジャズ演奏が心にしみる

ぼくは以前ニュヨークで本場のジャズ演奏を聴いたことがある。そのときの情景が戻ってきたかのようだった。

まさかミュージカル映画でここまで哀愁が漂うジャズが心にしみるのかと驚いた。

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出典:https://www.fashion-press.net/news/gallery/26048/481018

 

おそらく五感を刺激された証拠だ。

 

ジャズを演奏する映像を見ながら鑑賞するのもいいが、他の楽しみ方として、劇場にて敢えて目を閉じて耳だけに集中しジャズを聴くのも僕はお勧めする。

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ミアを演じるエマ・ストーンの虜になる

本作にてミアを演じるエマ・ストーンに魅力を感じた人もいるんじゃないだろうか。

どのドレスを着ても似合っているし、着こなし方が上品でオシャレ。

なかなか黄色のドレスを着こなせる女優はいないと思う。日本人で言ったら渡辺直美くらいじゃないだろうか?

 

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出典:https://www.fashion-press.net/news/gallery/26048/481018

 

上映中ずっとエマ・ストーンの虜になっていた。

 

それもそのはず。

なんとこの『ラ・ラ・ランド』の作品にて2017年ゴールデングローブ賞 映画部門 主演女優賞アカデミー主演女優賞も受賞している今後注目の女優だ。

 

『ラ・ラ・ランド』の作品を見て始めてエマ・ストーンの存在を知ったが、他の作品では「アメイジング・スパイダーマン」シリーズにも出演しているとのことなので今度チェックしておきたい。

 

セブを演じるライアン・ゴズリングが芸人◯◯に見える

これは言わずにはいられない。

セブを演じるライアン・ゴズリングを見ていて思ったのだが、ときたま、ある芸人に見えてきてしょうがなかった。

 

ぼくだけだろうか。

 

 

その芸人とは、「デニス植野」だ。

 

真剣にジャズを演奏している最中に吹いてしまった。w

セブには本当に申し訳ないと思っている。

申し訳ない。w

 

最後の結末には納得がいかない

セブはあんだけミアの事を思い応援していたのに、ミアは5年後に違う男と結婚し子供もいるのだ。

旦那とともに偶然にもセブの経営するジャズバー『SEB'S』に立ち寄る。

セブの夢が叶ったのだ。ミアも夢が叶いハリウッド女優になっている。

 

そこで2人は5年ぶりの運命的な再会を果たすのだ。

旦那と一緒に店に来ていることをステージ上で知るセブは昔の思い出の曲を回想しながら演奏する。

ここが一番グッとくるシーン。 

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出典:https://www.fashion-press.net/news/gallery/26048/481018

 

演奏が終わるとミアが旦那とともにセブと会話もせず店を後にする。。

 

悲しすぎる結末だ。

 

感動の涙ではなく悲しみの涙

好きな人を応援する男の気持ちを少しでも考えたことがるのだろうか?

セブに同情しすぎて泣きそうになった。

 

これは感動の涙ではなく悲しみの涙だ。

 

この展開には本当に驚かされた。ここまでハッピーエンドで終わらないミュージカルは始めてなんじゃないだろうか。

 

まさかの結末に、誰もが感情を揺さぶられたに違いない。

 

『ラ・ラ・ランド』を見た男性の9割はセブを慰めるためにきっと飲みに連れて行くだろう。

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夢は叶うが2人の恋は叶わない

お互いの強く抱いていた夢は5年後に叶うのだが、その代償として2人の恋が成就することはなく"夢のまま"で終わったのだ。

『ラ・ラ・ランド』をタイトルにした理由がこの作品を見終わってようやくわかった。 

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 出典:https://www.fashion-press.net/news/gallery/26048/481018

 

叶えたい夢と成就したい恋

 

どちらの夢を叶えるのはとても難しく、簡単な事ではないという事を考えさせられる作品だと思う。

 

映画『ラ・ラ・ランド』サウンドトラック

作品内で演奏された全16曲が1枚に収まっている。

このサウンドトラックが作品の中で五感を刺激する原因となっているのは間違い無い。

ぼくはしばらく余韻に浸りたいので、しばらくサントラを聴いて『ラ・ラ・ランド』の世界観に入り込もうと思う。