佐藤光輝のActiBlog.

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映画『君の名は。』はアニメ嫌いな人でも見ておくべき作品だった。(※ネタバレ注意)

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普段アニメは全く見ない。かれこれ10年くらいは見てないんじゃないかってくらい。

小さい頃に映画館で見た『もののけ姫』のグロいシーンが脳内に焼きつき、それ以来アニメが嫌いになった。

 

ただ、映画「ジン・ゴジラ」を上回る興行収入で社会現象まで引き起こしてる『君の名は。』がヒットしている理由がどうしても気になったから見に行った。

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見ての感想は、鳥肌が立つほどの衝撃。脳内麻痺するほど感動の内容だった。

 

鑑賞後、思わず余韻に浸ってしまったくらいだ。

どうしてもブログに書かずにはいられなかったので書くことにする。

 (※ネタバレを含む内容が多少含まれておりますのでお読みの際はご注意を。)

予告からは何も興味はそそられない。

アニメ嫌いの僕からすると、予告からは一切の興味をそそられない。ありきたりな青春アニメじゃないかなと思う。

 

が、実際に見て見ると、いい意味で期待を裏切られた。

先ほどの否定的なコメントを訂正したい。

 

新海誠監督どうもすみませんでした。

 

 ただの高校生の入れ替わり青春ストーリーではない。

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都会に住むイケメン高校生の滝(たき)と田舎育ちで都会生活を憧れる女子高生の三葉(みつは)が夢の中で突然入れ替わるって内容なんだが、ただの入れ替わり青春ストーリーではない。

 

入れ替わりに慣れてきた頃、突然入れ替わりがなくなる。

三葉と連絡を取ろうとしていただが、連絡も途絶える。

その原因を突き止めるためにはまだ会ったことのない三葉を探しに行くのだ。

徐々に薄れていく記憶だけを頼りに。

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が、三葉の住む町は3年前にある事件が起こり、すでに消滅してしまったという。

なぜ三葉の住む町が消えたのか?三葉はどこにいるのか?

まさかの衝撃の事実を滝は知ることになる。

果たして2人は出会えるのか?どうなってしまうんだ?という話だ。

 

 アニメとは思えぬ映像美

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すでに周知の事実かもしれないが、どうしてもこの点を伏せることはできない。

アニメらしからぬ映像美で、まるで現実とアニメを掛け合わせたかのような圧倒的な映像感を初めて味わった。

特に都心の情景なんて現実そのものかというくらいで、目を丸くして見ていた。

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自然と作品の世界観に取り込まれてしまう

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2人の入れ替わりがとてもコミカルだったし、中盤から終盤にかけて徐々にスケールの大きい、深刻な急展開なシーンには息を飲んだ。

まるで自分もその状況にいるかのような臨場感さえもあった。

 

どうしてこんなにも自然と作品の世界観に取り込まれてしまうのか。

 

その理由は挿入曲を入れるタイミングが絶妙なことにあった。

 

作品を元に出来た楽曲が、シーンの中でいいタイミングで入り込み素晴らしい演出になっている。

 

新海誠監督の思惑通り、僕の感情はまんまと揺さぶられてしまった。

 

今回劇中の全部の音楽を担当したのが、独特の世界観と音楽性を持ち合わせたロックバンド『RADWIMPS』だ。

 

正直、この作品を見るまであまりRADWIMPSの世界観が理解できてなかったが、ようやく世界観を受け入れられたことは間違いない。

 

RADWIMPSの挿入曲の中でも特に「スパークル」「なんでもないや」の曲が僕の涙腺崩壊に拍車をかけた。

ふとどこかでこの曲たちを耳にすると劇中のなんとも切ないあの情景が蘇ってくる。

 

『君の名は。』はアニメ嫌いな人でも見ておくべき作品

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作品を見る前まではアニメに対して否定的だった僕だが、見た後でアニメに対する捉え方が変わった。

アニメでこんなにも感情を揺さぶられたのは初めてのことだし、アニメの世界観は素晴らしい。心からまたもう一度見たい。そう思える作品だった。

 

作品を見て以来、あれから僕はすっかり新海誠監督の虜だ。

今では余韻に浸り、新海監督が自ら書き下ろした原作小説を読んでいるほどなのだから。

 

『君の名は。』は、もはやただのアニメ好き界隈だけで評価される作品ではない。

アニメ嫌いな人でも見ておくべき作品だ。

きっと、アニメに対しての捉え方が180度変化するに違いない。