《潜入レポ》東北若者10000人会議は脳内麻痺するほど刺激が強すぎた
スポンサーリンク
「面白い活動をしている起業家たちが東北にもたくさんいるよ。」
そんな話を耳にしましたが、ぼくは間に受け止めませんでした。
東京に比べたらはるかに劣るでしょって。
そう思ってたんです。
でも、なんやかんや言いながら心の奥底では少し興味がありました。
東北で活動している起業家ってどんな人なのかなって。
だから参加してみたんです。
東北で面白い活動をしている企業家たちが集まるイベントに。
- 東北若者10000人会議〜2017冬の陣〜
- 会場は仙台PIT
- バンドの音楽ライブ
- 「東北若者1000人会議」代表挨拶
- 東北各県の起業家登壇プレゼン①
- 企業座談会/団体ブース
- 座談会ゲスト企業
- ブースゲスト団体・企業
- 東北各県の起業家登壇プレゼン②
- 起業家の共通点
- 東北若者10000人会議~2017冬の陣~は刺激が強い
東北若者10000人会議〜2017冬の陣〜
ぼくが参加したのは2日間開催される『東北若者1000人(ばんにん)会議〜2017冬の陣〜』 というイベント。
東北の起業家達が自身の活動をプレゼンし、そこに集まった参加者たちに刺激を与えることにより、何かアクションを起こしてもらおう思いの込められたイベントです。
会場は仙台PIT
会場は仙台のイベントライブ会場『仙台PIT』。
レンタルスペースならまだしも、ライブ会場を貸し切るとは相当気合入れてるのがわかる。
早速中に入ってみる。
受付を済ませ会場に入ると、思ってもいなかった景色がそこには広がっていた。
バンドの音楽ライブ
起業家が集まるイベントとしか聞いてなかったぼくは、もしかしたら場所を間違えたかと勘違いしたが、まぎれもなく会場はココ。
オープニングではなんとバンドの音楽ライブを披露していた。
『theAttractionz』という仙台を拠点に活動しているバンドだ。
参加者が皆スタンディングして手拍子している。
オープニング!
— 東北若者10000人会議 (@tohoku_bannin) 2017年2月11日
ついに始まりましたっ! pic.twitter.com/9yNAvdA5LX
「東北若者1000人会議」代表挨拶
オープニングの音楽ライブが終わると、主催者の『東北若者10000人会議』という団体代表の挨拶がはじまった。
この団体は東北の学生で運営している。
東北の未来を見据えた若者達が主体的となり、東北で活動している起業家の方達を集めたことにとても関心した。
東北の学生達がここまでのことができるのかと正直驚いた。
東北各県の起業家登壇プレゼン①
団体代表の挨拶が終わり、東北各県の企業家の方の登壇プレゼンが始まった。
宮城県 株式会社セッショナブル代表取締役 梶谷陽介氏
まずは宮城県から。
株式会社セッショナブル代表取締役 梶谷陽介さん。
宮城県女川町を拠点に新素材・新技術・新デザインを取り入れた高品質なエレキギター/ベースを企画製造販売している。
東北製のエレキギター/ベースを海外での販売も視野に入れている。
プレゼンの際、かっこいいエレキギターを見せ素晴らしい音色を聴かせてくれた。
青森県 フォースクラウド取締役 葛西頼之氏
続いては青森県。
フォースクラウド取締役 葛西頼之さん。
プロの津軽三味線伴奏者で、津軽三味線全国大会で日本一となった受賞暦がある。
これまで世界30カ国で演奏を行い、今も年間10カ国で海外公演を行っているという。
会場で津軽じょんがら節の演奏をしてくれたのが圧巻。場数をこなしているだけあってトークも上手い。
熱狂的なファンも多く、チケットが15分で完売するほどの人気があるのがすぐにわかった。
2人目のメインプレゼンターは青森県・津軽三味線奏者の葛西頼之さん!
— 東北若者10000人会議 (@tohoku_bannin) 2017年2月11日
津軽じょんがら節で会場は圧巻されております!#東北若者10000人会議#ばんにん会議 pic.twitter.com/Ow5Prqz6uE
山形県 株式会社チェンジザワールド代表取締役 池田友喜氏
三番手は山形県。
株式会社チェンジザワールド代表取締役 池田友喜さん。
地方が抱える課題解決のために『日本版シリコンビーチ』を作り、新しい産業が生まれる場所を山形県庄内町に創ろうとする「日本西海岸計画」を主催している。
山形にIT産業ができれば人が集まり町全体が潤っていく。
日本版シリコンビーチはとても面白いアイディアだと思った。
そして池田さんの話もとても熱く面白いし興味深い。
企業座談会/団体ブース
前半の東北3県の方の登壇プレゼンが終わると、企業座談会と団体ブースを設けたトークタイムの時間に入った。
座談会では登壇プレゼンをした企業家の方はもちろん、それ以外の企業や団体の方もいた。
特に株式会社メルカリさんのグローバルに視野を向けた取り組みや、創業数年にしてなぜここまで 急成長を遂げたかを聞けたのが印象に残った。
興味のある企業さんに疑問に思っていること、為になる話をたくさん聞けた。
座談会ゲスト企業
座談会ゲスト企業一覧です。
・株式会社百戦錬磨 三浦 高広 氏
・株式会社フロム・インパクト 尾形 哲也 氏
・合同会社巻組 渡邊 享子 氏
・株式会社メルカリ
・株式会社ライフブリッジ 櫻井 亮太郎 氏
・株式会社花山サンゼット 阿部 幹司 氏
・高橋工業株式会社 髙橋 和志 氏
・株式会社HAKKA 小松 勇斗 氏
・有限会社アール 丹野 浩行 氏
・株式会社ミライクリエイツ 押田 一秀 氏
・株式会社エムジョイ 宍戸 優美 氏 一噌 つかさ 氏
・株式会社NOB's Company カラフル学舎 加藤みつる 氏
・INNOVATE99 簗瀬裕子 氏
・株式会社ハシカンプラ 渡辺元 氏
・イノベーションの教室(オムニバス形式)
ブースゲスト団体・企業
ブースゲスト団体・企業です。
・イノベーションの教室
・結婚・出産・子育てって本当は楽しい!を調べるプロジェクト
・Global Lab SENDAI
・trees
・株式会社今野梱包
東北各県の起業家登壇プレゼン②
岩手県 株式会社箱根山テラス代表取締役用務員 長谷川順一氏
トークタイムが終わり残り3県の起業家の登壇プレゼンが始まる。
後半一番手は岩手県。
株式会社箱根山テラス代表取締役用務員 長谷川順一さん。
被災した岩手県陸前高田市に宿泊施設「箱根山テラス」を開業。
『木と人をいかした繋がり。』をテーマとし、地域の木質資源をいかすことで生まれる新たなエネルギーで経済・地域を循環するためのひとつの仕組みとなることを目標としている。
自然豊かな場所で過ごす日常ほど贅沢なものはない。
長谷川さんのプレゼンを聞いて箱根山テラスの魅力がひしひしと伝わってきた。
福島県 漆とロック株式会社代表 貝沼航氏
後半二番手は福島県。
漆とロック株式会社代表 貝沼航さん。
学生時代にロックバンドに明け暮れ、24歳で会社を辞め起業。
福島県会津若松市で希少価値の高い国産の漆を使った漆器の企画制作販売、実際に現場で漆を体感できる産地ツアーも行っている。
「漆器」と「ロック」は一見全くの関係性を感じないかもしれないが、漆器を作る職人にはロックの魂を持っているという。
座談会でお話を聞いた際、
「漆器は人の心をあらわす。人は器の大小に分けられ、器の大きい人もいれば器の小さい人もいる。」
とても奥が深く、この言葉が心に響いた。漆器についてもっと知りたいと思った瞬間だった。
秋田県 シェアビレッジプロジェクト村長 武田昌大氏
最後を飾るのは秋田県。
シェアビレッジプロジェクト村長 武田昌大さん。
「村があるから村民がいるのではなく、村民がいるから村ができる」という考えのもと、消滅危機にある古民家を村に見立てて再生させていく取り組みを行い地域活性化を図っている。
武田さんは自らを村長と名乗り、村(古民家)に年貢(会員費)を収める村民(会員)を全国に募っている。
ビジネスモデルがとても面白く、ユーモアのあるアイディアが満載。
なおかつプレゼンも抜群にうまい。終始武田さんの話を聞いていて、とてもワクワクした。
起業家の共通点
たくさんの起業家の方の話を聞いて皆に共通する部分を感じたことがある。
それは、人との繋がりを大事にしているということ。
お金の為ではなく好奇心のもとにアクションを起こしているということ。
失敗を恐れず、日々"挑戦"をしているということだ。
皆自身の活動に自信をもっており、キラキラ輝いて見えた。
東北若者10000人会議~2017冬の陣~は刺激が強い
東北で面白い活動をしている起業家たちが本当に存在した。
『東北若者10000人会議〜2017冬の陣〜』に参加してみて本当によかったと思う。
音楽から始まり起業家のプレゼン・座談会は、ぼくの脳内を刺激し、脳内麻痺するほどワクワクを創造させた。
この素晴らしいイベントを開いた東北若者10000人会議は本当に凄い。
このイベントに参加して、胸を張って皆に言えることがある。
「東北もまだまだ捨てたもんじゃない。」って